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海の宝石箱

おもに南房総と沖縄で拾った、お気に入りの貝を紹介していきます

テラマチホラダマシ 

テラマチホラダマシ テラマチホラダマシ2
テラマチホラダマシというエゾバイ科の貝です。
この貝のディテールがあまり見事なので、目一杯画像を大きくしてしまいました
波打つ殻をさりげなく強調している極細の金色の線と、エクボのような茶色の色斑が絶妙の組み合わせです。色斑の境界がぼんやりと滲んでいるところもイイ感じですね。
でも、正直に言うと、この貝をサンゴ溜りから拾い上げた時点では、初めて見る貝だな、とは思いましたが、そこまでイイとは思っていませんでした。

私は目があまり良くないので、メガネをかけていても貝殻のディテールまではよくわかりません。なので、写真で拡大した画像て見て、初めて気が付くことがけっこうあります。この貝もそう。いつも思いますが、貝に高い知能とかがあるわけでもないのに、なんでこの形、色や模様になったんでしょうね? 本当に自然の造形の美しさ、不思議さには驚かされます。
名護の海岸で拾いました。サイズは高さ28ミリです。



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Posted on 2017/11/20 Mon. 00:01 [edit]

category: エゾバイ科

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20

ヒロクチイモ 

ヒロクチイモ ヒロクチイモ2
ヒロクチイモというイモガイです。
名前のとおり、イモガイにしては大きな口を開けている貝です。
ちびまる子ちゃんに出てくる永沢君の頭みたいな、キュッとした殻頂がアクセントになってますね
普通は写真の個体のような薄茶色の不規則模様ですが、個体によっては模様の色が濃い焦げ茶色になるものもあるようで、色によってずいぶん印象が違って見えます。

あまり見かけない貝ですが、この個体を拾った沖縄の久志の海岸では比較的よく見られるようです。
サイズは48ミリです。

Posted on 2017/11/14 Tue. 00:00 [edit]

category: イモガイ

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14

鬼の洗濯板 

11月の3連休の二日目、前日に思い立って日帰り宮崎遠征に行ってきました。
宮崎市までは大分から高速バスで3時間半の距離です。朝7時の便に乗り込み、いざ出発!
いざ、とか言っても、自分で運転するわけではないので、音楽を聴いたり、ウトウトしたりしているうちにほら、もう到着。駅前でレンタカーを借り、目指すは日南、鬼の洗濯板一帯の海岸です。

宮崎は、大分に転勤して間もない時に一度延岡まで来ましたが、その時は下調べもせずに来て惨敗したので、今回は何箇所か目的の海岸を事前リサーチしてあります。前日にちょっと調べただけですけど
前回延岡に来たのが人生初宮崎県だったので、延岡よりさらに南下する今回もすべてが初体験です。楽しみ楽しみ。

南国情緒漂うヤシ並木の国道をしばらく走ると、「青島」の標識が出てきます。青島は橋でつながった小島で、青島神社がある目玉観光スポットです。この辺りは鬼の洗濯板が発達していて、青島も島の周囲が見事な洗濯板で囲まれています。でも今回は時間が無いので駐車場が混んでいそうな観光地はパス。最初に向かうのは青島を通り過ぎたところにある白浜という海岸です。ここも洗濯板が発達していて、浜は洗濯板に囲まれた内側にあります。
(厳密には「鬼の洗濯板」は青島の周囲の地形のみを指す固有名詞のようですが、まあ今回は同じような地形の一般名詞として使わせてもらっています)

白浜の鬼の洗濯板。大自然が創った不思議な造形ですね。
白浜
あまり漂着物は多くない感じ。細い貝ラインがあります。
 浜の様子
う~ん、ちょっと古い殻が多いか。サンゴ片もなく、特に南洋性の貝も見当たりません。
貝ライン 
白浜での収穫はサクラガイのみ。でも、ここのサクラガイはピンク色が濃くてなかなかキレイ。
収穫1
二箇所目の目的地は白浜から直線距離で7キロほど南下した海岸。ここも洗濯板に囲まれたポイントです。
目的地2の洗濯岩 
足元をアップすると、爬虫類の背中みたいです。
洗濯岩アップ 
大きなイモガイと思ったら、ヤナギシボリイモ。こんな大きいのは初めて見ました。
ヤナギシボリイモ
おっ、ヤクシマダカラが転がってました。摩耗もなくなかなか良い状態です。この海岸は、最初の浜と違って、けっこうサンゴとかも落ちているし、貝も沖縄で見られるような種類をよく見かけます。
 ヤクシマ
ヒメイモフデ?
チリメンイモフデ 
ナツメモドキ。大型で黄色味が濃い、本土タイプ(勝手に分類)。
ナツメモドキ 
ムラサキイガレイシ。擦れてますが、キレイな貝です。
ムラサキイガレイシ
高さ5ミリほどの小さくて真っ赤な巻貝。
 赤い巻貝
この海岸では、洗濯板の切れ目から直接浜に波が届く、浜の端の方でだけ新しい貝殻が拾えました。洗濯板にしっかり囲まれた浜の中央部の貝やサンゴ片は、下の写真みたいにどれも古くてダメです。洗濯板は貝が漂着する上ではやはり阻害要因のようですね。
浜の様子
ここでは特にタカラガイがよく拾えました。ヤクシマは状態を問わなければもうゴロゴロという感じ。栄養豊富なのか、「イモ」も「タカラ」も大き目で、特にオミナエシダカラは幅広の大きなものがたくさんありました。沖縄ではオミナエシは見かけませんが、この辺りにはたくさんいるようです。オミナエシを見るのは館山で貝拾いをしていた頃以来だったので、もうたくさん持っているのに懐かしくてついまた拾ってしまいました。

3ケ所目のポイントに行こうと走り出したら、なんと国道が通行止めになっていてこれ以上南下できないことが判明。事前リサーチしたとか言っても所詮こんなもんです。今から迂回路を通って行くほどの時間もないので、ここからは観光モードに切り替え、最寄りの道の駅、フェニックスへ。

道の駅フェニックスから見た鬼の洗濯板。上から見ると直線をいっぱい引いたような感じに見えます。
海岸の眺め
まさに南国観光地の風情。良い景色です。
 道の駅フェニックスから 
お土産は自分用に鰹の生節というのを買ってみましたが、家に帰り着いた時空腹だったのでそのまま齧ってみたらパサパサでひどく喉が詰まりました(注:ほぐしてゴマ油を絡めて食べたら美味しかったです)。でも「齧るな危険!」

日南海岸の収穫です。
二箇所合わせて 正味3時間くらいの貝拾いでしたが、宮崎、日南海岸はキレイで豊かで、沖縄と関東の両方にまたがるような貝が拾える、なかなか楽しめる場所でした。
画像をクリックすると大きくなります
日南の収穫  



Posted on 2017/11/07 Tue. 00:01 [edit]

category: 採集記

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07

タモトガイ 

GEDC1667 (560x447) 
タモトガイ
というフトコロガイ科の貝です。
小さな貝ですが、形にボリュームがあるので、フトコロガイ科の貝の中ではわりと存在感があります。プックリと丸い形にチョコンと殻頂が飛び出していて、上半分の形だけで見ると、女性の豊かなおっぱいのようです(特に右側のなんか)。だからという訳では決してありませんが、個人的に結構好きな貝です
色や模様がバラエティーに富んでいて、中央のような黒に近いものもあれば、黄色やオレンジ系もあって、集めるのが楽しい貝ですね。
サイズは右の個体で18ミリです。



Posted on 2017/11/01 Wed. 00:01 [edit]

category: フトコロガイ科

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01

10月の浜にキング降臨!(後編) 

  二日目の朝に、見るからに拾えなさそうな場所で上等のアカシマミナシとチョウセンフデを拾って舞い上がった私でしたが、その後、また出口の見えない長いトンネルに入ることになります。パタリと貝が出て来なくなってしまったため、やむなく場所を変えて探すことに。最初に行ったのは、前回の貝拾いの時に浜で会ったおじさんから教えてもらった、「道の駅大宜味」前の海岸。海はとてもキレイです。大宜見の海岸
浜に下りると、先に女の人が一人いて、時々しゃがんでは何かを拾っているような様子でした。私も貝を探して歩いてみましたが、見た感じでは漂着物自体がとても少なく、貝も落ちていませんでした(何拾ってたんだろ?)。 なかなか新規の貝拾いスポット開拓は難しいですね。本当に、A&W浜のように安定して貝が拾える場所は貴重です。

残念ながら大宜見の海岸探索はすぐに終わってしまいましたが、まだ時間はたっぷりあります。二日目は早朝6時から活動しているので、まだやっと10時になったばかり。大宜味は期待していたのに空振りだったし、次どうしようかなあ。この後特に行くあてがあるわけではないし、覚悟を決めて知っているところを全部巡ってみますか。

この後、大宜味から南下して訪れたのは次のポイント。
①瀬嵩。・・・空振り。 前回、台風後に覗いた時はサンゴ片が全部流されていたのに、今回はかなりの量が堆積してました。でも、海底の古いサンゴ片が戻されたような感じで、混じっている貝も状態の悪いものばかり。空振りなので写真はなしです。

②久志。・・・ほぼ空振り。 こんな感じで古い二枚貝がほとんど。久志
久志で拾ったのは、このキレイなリュウキュウマスオと・・・
リュウキュウマスオ 
シロフオビフデ?だけ。
シロフオビフデ
③佐敷。・・・空振り。着いたのがほぼ満潮の時間帯で、いつも歩く浜がほとんど水没していました。

ということで、二日目は朝のA&Wでキングを拾って喜んだものの、その後は大遠征を敢行したにもかかわらずほとんど成果がありませんでした。まあ、そんな日もあるよね・・・。超疲れましたあ~。

三日目も朝6時にA&W浜に入って活動開始です。今日は帰りの飛行機が12時半発と早いので、9時半には撤収しないといけません。時間が限られているので、昨日までの経験から探すのは波打ち際とまだ見ていない「なさそうな場所」に絞ります。わざわざ「なさそうな場所」を探すなんて変に聞えるかもしれませんが、大勢の人ににこれだけしっかり探されてしまうと、むしろ人が見ていない「なさそうな場所」の方が可能性があるんじゃないかと。

まずは波打ち際から。何度か往復してみますが、貝は見つからず。う~ん、今朝は不発かな・・・。
波打ち際探索をあきらめかけて顔を上げようとした時、一瞬視界の中を鮮やかな朱色がよぎりました。むむ、この色は昨日見たキングの色と同じ! 視線を戻すと砂の中からチョウセンフデの一部がほんのわずか顔を出しています。でも大体こういう流れは割れた破片が埋まっていてぬか喜びするパターン。そう簡単には騙されないぞと思いつつ、どきどきしながら砂を掘ってみると・・・、ウォオオ~押し殺した声ですが、思わず興奮の声が漏れました。

70ミリの完品チョウセンフデ。右下のわずかに砂の付いてない部分だけが見えていました。
チョウセンフデ 
70ミリは過去最大。手に載せてみるとズッシリとした重量感があります。
チョウセンフデ2  
それにしても、あのわずかに砂から顔を出していた朱色をよく見逃さずに見つけられたものです。なんだかキングから「拾え」と呼び止められたような気がして、運命的なものさえ感じてしまいます。

この後は「なさそうな場所」の探索をしたのですが、そちらでも一つ、大きな収穫がありました。でも、ちゃんと写真を撮ったのに、なぜかこの後撮ったものが全部エラーで写っていなくて、残念ながら現場写真がありません。
探した場所は、浜の奥の方の一番高いところ、林との境界というか、もう木の根元みたいなところです。何十回も訪れている浜ですが、そんなところは私も初めて探しました。でも、ちゃんと台風の波が届いていて、新しいサンゴが散らばっている場所です。見つけたのはカラスキという珍しい貝。今までにヒメカラスキという小さい貝は何度か拾っていますが、カラスキは初めてです。サイズも70ミリとなかなか立派。淡いオレンジがかったピンク色で、大きなヒレが付いた、タツノオトシゴのような面白い形の貝です。

今回の成果です。カラスキはチョウセンフデの隣に並べてみました。今回は大小2個もチョウセンフデが拾えましたが、50ミリと70ミリの差って、数字以上に見た感じのボリューム感が違いますね。クリックすると大きくなります。
今回の成果

今回は数こそ前回には及びませんでしたが、欲しかった貝や、珍しい貝が拾えました。大小のキングとの運命的な出会いもあって、久々に興奮もした楽しい貝拾いでした




Posted on 2017/10/24 Tue. 00:00 [edit]

category: 採集記

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